この記事の監修者
渡辺知哉
設計事務所・大手ハウスメーカー・不動産ベンチャーを渡り歩き、ランディックスにジョイン。 設計事務所時代は戸建住宅をメインに設計しつつ、その他はビル・マンション・オフィス・ショップ等広く設計業務を担当。 ハウスメーカーでは営業・設計・IC業務を兼務。ベンチャーではリノベーションのワンストップサービス業務を担当。営業・設計の両面からサポートします。
注文住宅を考えるとき、実用性はもちろんのこと、「おしゃれな家にしたい」といった要望のある方も多いでしょう。
一方で、どのような点に工夫するとデザイン性の高い家を建てられるのか分からないと悩む方も多いといいます。
この記事では、おしゃれな注文住宅の外観や内観を紹介します。また、デザイン性の高い注文住宅にするための重要なポイントも合わせてお伝えしますので、おしゃれな家を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
外観は家の印象を大きく左右する要素となるため、こだわりが最も反映されるといっても過言ではないでしょう。
ここでは、おしゃれな注文住宅の外観3選を紹介します。
引用：桧家住宅「和モダンの外観と間取りにこだわった平屋」
外壁はシックなブラックを基調として、格子やガレージシャッターに木目調をを取り入れています。
寄棟屋根の日本家屋らしい佇まいに、丸窓が程よいインパクトを与える和モダンの外観です。アプローチから庭までも全体の雰囲気に統一感があります。
引用：ビルドアート「異素材が出会う青と白の家」
ネイビーのガルバリウム外壁に、異素材のホワイトの左官、木目のサイディングを組み合わせになっています。
凹凸のある形状に、2つの異なるカラーがバランスよく配色された外観です。窓のサイズや配置にもこだわりが感じられます。
引用：住友林業「木の香り漂う、回遊動線を設けた住まい」
軒の深い端正な外観が印象的です。屋根には太陽光発電パネルを搭載して、機能性もプラスされています。
上下階で窓の位置をそろえたデザインは、部屋全体にも解放感を与えるでしょう。リビングと庭をつなぐウッドデッキも、外観との一体感があります。
内装は、建物内の床材や建具だけでなく、照明や設備までを含みます。内装は外観のイメージと連動させることが多いので、バランスを重視する必要があります。
ここでは、おしゃれな注文住宅の内観3選を紹介します。
引用：住友林業「公園の緑に臨む、3つの庭のある家」
庭を楽しめるリビング。
リビングに設けられたL字の窓から、庭の緑を楽しむことができます。
L字にカウンターが設置され、リビングに続くワークスペースからも緑が感じられるデザインです。
テレビを配置した壁には、キッチンと同じタイルを採用しています。
引用：シーズ・アーキスタディオ「清瀬の家Spectrum 光をあやとる家」
トップライトとルーバーから発生する虹が、珪藻土の壁に映し出されます。
勾配付きのルーバーの役割は、仕込んであるプリズムによって虹を映し出すこと、夏の強い日差しを遮り、冬の光をしっかり入れる機能性とデザイン性です。
引用：株式会社BLISS「機能性と開放感が共存する上質な住まい」
約19.1帖のダイニングに、開放感あふれる空間を提供する吹き抜け。
オープンキッチンやリビング階段の配置も工夫されています。
エントランスのシューズインクロークは、ベビーカーを収納でき、1坪タイプの浴室乾燥機付きバスルームと、機能性も重視した生活空間を実現しています。
ここでは、おしゃれな注文住宅の間取りを紹介します。
引用：ヤマダホーム「細長い敷地形状を活かして、明るく、快適な平屋を実現。」
門まわりから玄関までをつなぐ通路となる玄関アプローチ。
そのデザインは、家の雰囲気に大きく関わるため、少し手を加えるだけでも印象が大きく変わります。
こちらの玄関アプローチは、敷地の段差を活かして、階段に四季の植栽を施しています。
建築前からこの地にあった木も剪定して植えられている点にも、こだわりが感じられるしょう。
引用：シーズ・アーキスタディオ「バス通りの家」
リビングは、くつろぎの空間であることが基本です。家族以外にもお客様を迎え入れる部屋でもあります。
暖炉を中心としたリビングからダイニングとキッチンへと空間が連続している点がポイントです。
天井の高さや異なる床材、スキップフロアと変化に富んだ空間にすることで、「住まいとしての豊かさ」を表現しています。
引用：三菱地所ホーム「日常と非日常が交差する住まい。こだわりを随所に。自分たちらしさを大切に。」
キッチンは、広さや収納力といった利便性とともに、おしゃれにも注目して設計したい場所です。
こちらのキッチンは、特別な空間に仕立てるための、ラグジュアリーなオーダーキッチンとなっています。
「家族みんなで一緒に料理を楽しみたい」という要望にセンターアイランド型のワークカウンターを採用し、作業動線にも重視している点がポイントです。
引用：ビルドアート「ブルックリンスタイルのクールでカッコいい二世帯住宅」
キッチン後方からロフトへと続く階段には、デザイン性と採光を重視したスケルトン階段を取り入れています。
階段を上ると、子世帯の吹き抜けがあるLDK、アイアン素材のアイテム、明度を抑えたスモーキーカラーの家具やタイル調の壁紙など、ビンテージの雰囲気を出しつつ、生活動線が整った間取りとなっています。
引用：住友林業「テラスが続く土間リビングに木漏れ日が注ぐ家」
中庭があると、どの部屋にも自然光を取り込めるだけでなく、風通しも良くなるのがメリットです。
こちらは、シンプルなインテリアに中庭が映える設計で、リビングの床を下げつつ、庭は土を盛って床との一体感を高めています。
デザイン性の高い注文住宅にするためには、以下のポイントが重要になります。
おしゃれな家を作るにあたって、インテリアのテイストや色合いの統一感を大切にしましょう。
まったく異なるテイストを取り入れてしまうと、賑やかな印象ですが、やや落ち着かない空間になってしまうからです。色の配分や濃淡の調節が必要になります。
もし、違うテイストも取り入れた部屋を作りたい場合は、子ども部屋や寝室といった家のテーマに大きく影響しない部屋を検討してみてはいかがでしょうか。
注文住宅の事例などを参考にしてみるのも良いでしょう。
開放感のある空間を作りたいのであれば、勾配天井がおすすめです。片流れなどの屋根の形状によっては、高さを確保した天井を実現できます。
天井の低い箇所と高い箇所を作ってメリハリをつけると、より一層おしゃれに仕上がりますし、天井近くを明るく、それより下は濃いめのクロスに変えるのもおすすめです。
また、天窓や吹き抜けをプラスして光を差し込むと、開放的な空間になります。
理想の住まいには、素材にもこだわりたいものです。
自然素材といっても様々ありますが、石や天然木、土は、人工的に作られた素材とは異なる味わいが魅力です。
取り入れやすい上質な素材には、以下のようなものがあります。
素材の温もりが感じられ、暮らすほどに愛着が生まれるでしょう。
照明には、空間をおしゃれに演出する効果があります。生活するのに必要な明るさを確保しながら、照明器具を選択しましょう。
また、壁や天井とのバランスなども考慮する必要があります。オレンジに近い電球色や青白い昼光色を適材適所に設計するのがポイントです。
そのほか、天井や壁を照らす「間接照明」もおしゃれな雰囲気を出せるので人気があります。
余白を愉しむ間取りもおしゃれを演出するポイントです。視線が集まる場所に、さりげなく額縁に入れた絵画を飾るイメージです。
インテリアとの統一感はもちろんですが、額縁にもこだわると絵画を引き立てます。
また、ダウンライトやスポットライトを使って絵画に照らすと、高級感のある空間を演出することが可能です。
おしゃれな注文住宅を建てるには、施行事例の数やバリエーションに着目して、建築会社を選ぶのが大切です。施行事例の多い会社は、デザインやインテリアのノウハウが蓄積されているので、レベルの高いおしゃれな家づくりに期待がもてます。
会社選びをはじめいくつかのポイントにこだわると、おしゃれで暮らしやすい注文住宅を建てることができます。
sumuzuは、「こんなイメージでデザインしたい」「自然素材を取り入れた間取りにしたい」といった要望にも、様々なご提案が可能です。
初めて家づくりを考える方にとって、センスある外観や内観を考える上で重要となるポイントを、一人ひとりに合った形で提供いたします。
おしゃれな雰囲気と暮らしやすさを両立するには、デザイン性だけでなく機能性への配慮も重要です。
デザイン性と機能性どちらも叶えた快適な暮らしを望む方は、ぜひご利用ください。
sumuzuは家づくりをワンストップでサポートする住宅相談窓口です。
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なお、具体的な話は面談が必要ですが、対面のほかオンラインにも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
おしゃれな注文住宅は、外観や内観、個々の間取りにおいて、全体のテイストや色合いを統一し、上質な素材へのこだわりや天井の高さ、照明の演出の仕方、余白の愉しみ方が重要なポイントです。
おしゃれな家を考えるとき、どのような暮らしをしたいのかを思い描くことが大切です。そうすれば、自然と望むライフスタイルにあった家づくりができるようになります。
「おしゃれな家にするにはどうすればいいのか」「理想の家を実現してくれる会社を知りたい」など、お悩みを抱えている方は、ぜひsumuzu相談窓口を利用してみてはいかがでしょうか。
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